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富士登山のススメ!

富士登山初心者の俺が、所感や諸注意。持ち物などについてメモっておくんだぜ。 このメモが誰かの役に立ったら幸いでござる。(大雨で、写真はあまり撮れませんでした)

■富士山ツアー概要

5合目レストハウス

ツアーのフリープランを利用。東京(もしくは新宿から)高速バスで5合目まで往復。

山小屋(8合目指定はできない)一泊夕食朝食付きで、

帰りに温泉にも入れる(タオル貸してくれる)

これで、13.800だったので申し込みました(※土日だと割高になります)

個人で一泊+交通費でそれくらいかかりますし、なにより楽。

5合目では、高度順応にために1時間ばかり暇を潰さないといけないのですが、

ツアーだとレストハウスの休憩所を無料で

利用できるので便利です(一般は200円かかる)

デメリットは、行きと帰りの集合時間が決まってること。

行きは当然ですが、帰りは11時までに下山しないと置いて行かれます。

ご来光見てからの、お鉢廻りはおそらく時間的に無理でしょう。

※富士山ツアーは7月下旬がもっとも安く、次に9月、8月下旬、

8月上旬と値段が高くなります。土日は料金が高く、平日は安い。

特に、お盆の土日が一番高いです。みんな、その日に休むからね。

(天候的にも8月上旬あたりが晴れやすい

そうです)

■登山計画

ほぼこのスケジュール通り進みました。

平均的なコースタイム+休憩時間で計算しました。

6号目はもうすぐ

11時  5合目到着。1時間ていど、高度順応。昼ご飯とか済ます

12時  出発

      間、休憩1回×5分

13:00 6合目到着 休憩10分

      間、休憩2回×5分

14:30 7号目到着 休憩10分

      間、休憩3回×5分

16:30 8号目到着 休憩10分

      間、休憩3回×4分

18:00 山小屋到着 夕食

19:00 仮眠

00:30 起床 身体慣らし 朝食

02:00 頂上アタック開始(渋滞発生につき、常に休憩しながら)

02:50 本八号目到着

04:20 9号目到着

05:00 頂上&ご来光 軽食(豚汁食べた

06:00 下山開始

06:50 8合目

08:50 7合目

09:20 6合目

09:50 5合目到着 休憩

11:30 バスで帰路へ

■装備

基本装備は、「富士山登山道具」などでググってもらうとして

一から揃えると、10万くらいかかりますのでご注意。(ツアーだとレンタルもできる)

サイトなどに書かれている装備は、すべて必要と思ってください。

霧の登山道

個人的な感想としては、水は500MLを1本担いでおけばOK。

重い思いをしなくても、足りなくなったら山小屋で買えます。

5-7合目で1本。8合目で2本。

本8合目まで1,2本。9号目から頂上で1本、くらい消費しました。

ただし、帰りは8号目の山小屋を過ぎたら、補給ポイントがないので注意。

ダウン、フリースは深夜登山の防寒対策として。ないと凍えます(マジで

スパッツ(ゲーター)は、下山の際に砂利が靴に入らないように。

あと、ズボンの裾が汚れるとレストハウスやバス、帰りの電車などで

アンニュイな気分になるのを防いでくれます。

(レストハウスにコインロッカーがあるので着替えを持って行くのもありです)

今回は、雨登山だったのでレインコート上下とザックカバーは重宝しました。

ないと凍え死にます(マジで)カバーがないと鞄の中がぐちょぐちょになります。

あと、日差し&雨対策にもなる帽子も大切。

私は眼鏡かけているので帽子がないと雨がダイレクトに当たって視界がぼやけます。

ぼやけると岩場で転ぶし、レンズを拭かないといけないしで大変なロスになります。

さらにそれが夜中だったら……ヘッドライトの光が拡散して、凍え死にますん。

個人的にはストック命。岩場を登るのに腕の力を利用できますし、

下山時の砂利道での転倒防止にも役立ちます。

あと足と手で身体を支えられるので、渋滞時に脚の疲れを軽減できます。

ストックの紐はアジャスター付きをオススメ。

手首にしっかり巻き付けておかないと、

いつのまにか手からストックが抜けて、斜面を転がっていきます(経験者談

■訓練

7合目の山小屋にて

富士山は難しい山ではないので、特に訓練する必要はないですが、

1,2週間前から30分以上歩いて、足と身体を慣らしておくとよいです。

「どれくらい歩くと肺(脚)が痛くなるのか」という自分のペースを掴んでおくと、

キツイと感じたときに休もうという判断ができます。

これができないと無理をして高山病にかかったり、脚を怪我したりします。

自分は思っていた以上に体力がないから、

スケジュールは余裕を見た方がいいかな? という判断材料にもなるでしょう。

登山の歩き方。ザックの詰め方。靴紐の結び方など

登山の基本をまとめサイトや動画などで確認しておくといいでしょう。

よくわからない! という方は、ガイド付きツアーを申し込むのも手です。

■高山病

富士山と言えば高山病。これさえ克服できれば、ほぼ登頂可能です。

私も不安でしたが、かからずになんとか登れました。ありがとう俺。

8号目からの雲海 対策としては、前日によく寝る(7時間ていど)。

お酒を飲まないこと(山小屋でビール売ってます)

水分補給を忘れずに(熱中症対策&水に含んでいる酸素を補給できる)

腹式呼吸を行う。意識して深呼吸をする(酸素を多く取り込む)

身体に負担をかけないスローペースで進むこと。

友達と喋りながら/歌いながら登れるスピードでいくとよいらしいです。

私は、杖を突いてるご老体レベルの超スローペースで深呼吸をしながら登りました。

周りに抜かされても気にせずマイペースが鍵でしょう。

(抜いていった人をあとで抜いちゃったりするのはよくあることです)

特に8合目を超えた辺りで酸素が薄くなるので、

ちょっとした段差で動悸が激しい&呼吸が荒くなったら、

すぐに深呼吸してスローペース、ときには立ち止まってました。

これを意識することで、高山病にかかかりませんでした。やったぜ。

高山病は高度を下げるとケロッと治るので、辛かったら下山しましょう。 ■その他の注意

あと5分で頂上! 夏でも、頂上付近は0℃前後になります。 標高3700メートルなんで風も強くて体感はもっと低いです。 ご来光を待つために、場合によっては1時間以上待たないといけません。 しっかりとした防寒具を身につけていきましょう。冬コミ早朝レベルです。 ゴミは各自持ち帰りましょう=ザックにゴミを入れるスペースをよく考えて。 下山道で、ゴミを手に持って歩いてる人をよく見かけました。 身体のバランスが崩れるので、ゴミの利用は計画的に。 下山道にはトイレがない。 下山道の8号目から7号目まで2時間くらいかかるんですが その間、トイレがありません(=休憩、補給ポイントもない)ので、 水分はよく考えて獲りましょう。また下山道は砂利の下り道がが永延と続くので 脚を痛めないようにご注意。ずっと景色が変わらないので、精神的にも参ってきます。 行きはよいよい帰りは辛い。 ■個人的感想

一生に一度は登りたい富士山を無事に登頂できて、純粋に嬉しかったです。 フリーのソロで登りましたが、それまでの準備(下調べ)に時間をかけたりして、 それがまた面白かったり。 しっかりとした準備をして、自分の力で辛い山登りを成功させたという経験は、 今後の人生において良い影響を与えてくれると思いました(ネタになるし) ただ、やはり大雨でご来光が見られなかったのが残念。 リベンジは……しばらくいいかなw マイペースで登れば、たいていの山は登れるような自信(錯覚)もつきました。 なお、一番辛かったのは山小屋です。 寝返りも打てない1畳しかないスペースで雑魚寝。物音ですぐ目覚める。 というか、酸素も薄いから眠れない! それで7時間というのは苦行でした。 ただ、眠らなくても身体を休めるのは本当に大事で、 一睡もできなかったけど手足を伸ばして寝ていたので体力は回復していました。 登山で頭も使いませんからねw 寝るというよりかは横になる程度の意識で。


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